皮下脂肪を落とすという目的で、みなさんダイエットしてらっしゃると思いますが、そもそも、皮下脂肪ってどういう仕組みで落ちるんでしょう?よく脂肪を燃焼させて~という表現がされますが、脂肪って本当に燃えるんでしょうか?
今日は、皮下脂肪を落とすときに、具体的にどんな仕組みで脂肪が落ちるのかについて調べたことをまとめていきたいと思います♪
皮下脂肪を落とす・燃焼させるメカニズム
皮下脂肪を落とすとき、体の中では、脂肪が分解されて活動エネルギーとして消費される、という現象がおきています。
よく脂肪を燃焼させて痩せましょうみたいな表現を見かけますけど、本当に体の中で脂肪が燃えているわけではないんですね。
じゃあどんなメカニズムで脂肪が分解・消費されるのかというと、まず脂肪はそのままの状態だとエネルギーとして使うことができないので、リパーゼという酵素が、脂肪を遊離脂肪酸・グリセリンという物質に分解します。そして遊離脂肪酸がさらに分解されてエネルギーとして消費されて、グリセリンなどのエネルギーにならなかった物質は、汗や尿と一緒に体外に排出されるんです。エネルギーに変えて消費することによって、脂肪は減っていくというわけですね。
ちなみにですが、脂肪を分解してもエネルギーとして消費されないと、遊離脂肪酸とグリセリンが合体して、また脂肪に戻っていきます。脂肪燃焼には、エネルギーとして消費するのが重要ということですね。
皮下脂肪を落とす・燃焼させる方法
ではどうすれば皮下脂肪を分解・消費できるのかというと、それは体をエネルギー不足の状態にするとできるようになります。
そもそも脂肪というのは、食べ物からエネルギーを摂れなくなったときのための蓄えですから、エネルギーが十分にあるときには消費されないんですね。
じゃあ、エネルギー不足の状態というのが具体的にいつなのかというと、空腹時と運動時になります。
エネルギーが不足すると、脂肪を分解してくれる酵素であるリパーゼが活発になり、脂肪を分解しやすくしてくれるんですね。この状態のときに運動などでエネルギーを消費すると脂肪が落ちていきます。
運動の場合は、ジャギングや、ウォーキングなどの、有酸素運動を20分ほど行った後からリパーゼが活性化しますから、20分以上の運動を行うことで、脂肪を消費することが可能です。空腹時に行うと、より効果的ですよ!
皮下脂肪を落とす・燃焼させるメカニズムと方法のまとめ
ではここまで見てきた皮下脂肪燃焼メカニズムと方法についてのおさらいをしましょう。
ポイントは以下の4点です。
- 脂肪を分解し消費することを落とす、燃焼させると表現する
- 分解されてもエネルギーとして消費されないと脂肪に戻る
- 脂肪が分解されやすいのは、空腹時と運動時
- 20分以上の有酸素運動で分解・消費が可能
食事制限や、基礎代謝アップでも皮下脂肪は落とせるんですが、分解・消費となると、やっぱり有酸素運動が強いですね。運動とつくと身構えてしまいますが、ちょっと早足で散歩をするだけでも有酸素運動になるので、ガンガン燃やしてドンドン脂肪を落としたい人は、まずは散歩から始めてみてはいかがでしょうか!
ここまで読んで皮下脂肪を落とす自信がなくなったという人は……